売られていくバイクに、「ドナドナ」の真実!
多少の思い出?があるある訳ではないのだけれど、手放すのはちょっと気が引ける。一年余り我が家に放置してあった、兄のバイク。売っちゃった! 大手バイクショップに、査定・引き取りを依頼しました。おや?見えましたか。
マックは幾らになるのか心配なんだなね!さっそく、挨拶を交わして、名刺と書類の交換です。パイク女王の担当者IWAMOTOさんが、チェックを開始しました。
さて、優しいIWAMOTOさんでしたが、査定となると・・・バイクの裏まで覗き込んで、逐次本社にメール報告。お客様の為?に一箇所でも見逃す事が出来ないという使命感が、若さとなって現れていますねー。ややっ、困った!
すると、そこに援軍が・・・やって来ました。キンギョさん、お茶を持って来てなにやらお話をはじめました。「いやいや、それではちょっと!」「そんな事言わないでサー」「ええっ、では、此の位では?」、「うーん、もうちょっとね!」・・・・・・・・。どっちが「パイク女王」なんでしょう?
結果は、ご覧の通りで、どっちかの「パイク女王」が勝って、一件落着しました。これで新しいオーナーさんが、大事に乗って貰う事を願っています。
さて、別れ際の最後に、優しいIWAMOTOさんが、「ドナドナ」を口ずさんでいました。「売られていくのが、分るのだろーか?」・・・。気になる・・・曲だなー?
「ドナドナ」はワルシャワの詩人イツハク・カツェネルソンが作詞者で、彼の妻と二人の息子が1942年に収容所へ連れられた時の印象に基づいて書かれた歌とかあります。
でも、おサカナの知っていた、「安井かずみ」作詞の「ドナドナ」は・・・。
ある晴れた昼下がり 市場へ続く道
荷馬車がゴトゴト子牛を載せてゆく
可愛い子牛 売られてゆくよ
悲しそうな瞳で見ているよ
ドナ・ドナ・ドナ・ドーナ 子牛を載せて
ドナ・ドナ・ドナ・ドーナ 荷馬車が揺れる
また、ドイツのフォークグループのレコードを引用しているのもあります。それはイディッシュ語(東方ユダヤの言葉)でイディッシュ・リートを歌ったレコードで、以下その直訳です。
哀れな仔牛を人は縛ることができる
そして連れてゆき屠殺(とさつ)することも
翼を持つものなら空高く飛んでゆく
そして誰の奴隷にもなりはしない
なんと、そこに書かれた板歌詞は、人の命!事実の隠蔽とは言いませんが、アメリカでヒットした曲の歌詞を、営利目的で替えたの???かな。
さて、このバイクを売るときに、ふと耳のした「ドナドナ」でしたが・・・。実は、バイクは兄の形見でした。人生に夢を持って生きてきて、最後には一人早朝に静かに息を引き取っていたのでした!今、おサカナも同じ還暦になり、バイクを手放しながら、改めてこのJoan Baez ~ DONNA DONNA を聞いてみた。そして、「多少の思い出にちょっと気が引ける」自分に、やっとけじめがついきました・・・・・これで兄よ、さようなら・・・・・。
そう言えば、わたくしマックも売られてきたんだーねー。お前マックは、幸せか?「ワン・ワン」!「そうか、良し良し」・・・・・。
それにしても、生きるって切ないねー。思いでやお金も絡んで来るしね。もし、生まれ変わるなら、「パイク女王」のIWAMOTOさんがいいなー。ワン
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コメント
出典元のドナドナへのリンクがうまくいっていないようです。
正しいURLはこちらです。
http://www.worldfolksong.com/closeup/donadona/index.html
投稿: ドナドナ | 2015年7月24日 (金) 12時51分