スメタナ我が祖国「ブルタバ(モルダウ)」
プラハの風景
人は良く、歌には「思い出がある」みたいな事言うけれど・・・。私は、このメロディーをいつどこで思えたのか知らない。
でも、皆さんも何処かで聞いていると思います。スメタナ『わが祖国』より「ブルタバ(モルダウ)」。チェコ国民音楽として記念碑的な作品を交響詩の連作の形の、「ヴィシェフラド」、「ヴルタヴァ」、「シャールカ」、「ボヘミアの森と草原から」、「ターボル」、「ブラニーク」の6曲が作曲されたそうです。その2番目がこれです。
スメタナは1856年から1861年まで、故国ボヘミアを離れて活動をしている。そう、故国!!??国を追われて・・・?自分は祖国を追われたことがない。多分、「我が祖国」と言う題名と、第2曲:ヴルタヴァ(Vltava)モルダウ(ドイツ語)の出だしの旋律が忘れられなかったのが、とても気になっていた所です。
ラジコンのガソリンのMVVS社のエンジンを個人輸入した時には、もうチェコスロバキア国はチェコとスロバキアに分かれていて、驚いたことがあった。
20年以上前にプラハに行ったことがあり、とても歴史ある国とおもって感心したものでした。でもそこに歴史あり。何でも、 1918年に1004年以来914年ぶりにようやくドイツ人の支配から離れチェコスロバキア が誕生して、1993年にスロバキアと分離し、チェコ(チェコ語: Česko)となった。民族の分断・融合の歴史に悲哀が漂うなー。そう言えば、「プラハの春」なんかもあった!
今にして思えば、謎が解けたような気がする。思えば、スメタナが「故国ボヘミア」「我が祖国」???と知った時・・・。苦難の歴史の流れが、交響詩として響いていて、我が耳から消え去らなかったのだろう。やはり名曲と思う。
四方海に囲まれた日本はでは、こう言う曲は生まれなかっただろう。
大晦日第九も良いけど「我が祖国」の良いもんだよ。
| 固定リンク
「The Song Of My Heart.」カテゴリの記事
- 秋の動画です。(2017.11.30)
- ココロのメロディー Louis Armstrong(2017.09.22)
- 最近、元気を貰った曲(2016.12.06)
- ジョン・レノンは日本に神道を見た「イマジン 」と自分(2015.12.08)
- 「G線上のアリア」 Bach(2015.10.18)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント