お雛様に『旅順の春』を想う
早いもので、もう一月行って、二月逃げて三月去るとは、良く云ったものです。そして、桃の節句も・・・。 キンギョさんが、お雛を仕舞おうとしていました。で、その中に「あおしまひな」なるものを見つけました。
多分、40年くらい前のお雛さまでしょう。小さなお顔には、目鼻が有りませんが、艶やかですね。
日本の文化の象徴である節句。
さて、節句に飾られる人形(雛人形、五月人形など)には、節句人形(せっくにんぎょう)とも称され、京都からの江戸に移って花が開いたようです。
漢名 | 日付 | 和名 | 節句料理 |
---|---|---|---|
人日(じんじつ) | 1月7日 | 七草の節句 | 七草粥[3]。 |
上巳(じょうし) | 3月3日 | 桃の節句・雛祭 | 菱餅や白酒など[3]。 |
端午(たんご) | 5月5日 | 菖蒲の節句 | 菖蒲酒。関東では柏餅、関西ではちまき[3]。菖蒲湯の習俗あり |
七夕(しちせき) | 7月7日 | 七夕(たなばた) | 裁縫の上達を願い素麺[3]が食される(織姫も参照)。 |
重陽(ちょうよう) | 9月9日 | 菊の節句 | 菊を浮かべた酒など[3](菊酒も参照)。 |
戦後、このような節句は、どうなったのでしょう?ハローウイン?バレンタイン・ディー?おまけがクリスマスのケーキに・・・!
そう言えば、もうすぐ春ですね。で、最近思うに、現在の『クリミヤの春?』が心配です。あの『アラブの春』や遠い『プラハの春』が浮かんできます。今回も強権ロシアが力づくで・・・。
今から110年前の、中国 北東部の遼東半島南端に位置する旅順港 (現在の大連市旅順口区)に、ロシアの艦隊が軍港を作ろうとした。そうです、そこから対馬・九州そして・・・日本を取るのが目的です!
ロシアの日本海にある港町「ウラジオストク」の意味は、なんと「東方を支配する町」です。冬は凍っちゃうので、不凍港が欲しくて中国に鉄道を引いて南下して来たんだ。恐るべし!!! で、当時の大先輩は、それを食い止めたんですね。先人のお蔭で、今がある。おサカナは、これを『旅順の春』と呼びたいなー。
そこで、ウクライナのクリミヤ半島が気になるんです。ウクライナやクリミヤの人やロシア人に、節句は在るのでしょうか???勿論無いでしょうね。なんたって町の名前が示していますから。東方を支配する国。弱い国は、寄らば大樹の陰になってしまうのかな。
あー、これからの我が日本は・・・などと節句の後のひとり事でした。そう言えば七夕の天の川って、キレイなの見たことないなー。
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