教育勅語・修身と第二の聖書
第二の聖書とは何か???
教育勅語は明治23(1890)年に明治天皇が、発表された日本国民の培うべき徳行を説いた勅語で、正式には「教育ニ関スル勅語」と云う書物です。(※:大元は江戸時代の町人道が書いてあるのを下敷きにしています。後日、書きますね。
古事記にある「しらす」の理念こそが国体の根本であるとし、民の心に神々の心を知ってそのまま鏡に映すように我が心に写し取る。そして、そこに自己に同一化しようとされる天皇の『徳』によってこそ、国家は始まっているのであり、日本独自の考えに基づく教え。天皇の「徳」による統治と国民が忠と孝、それが心を一つにして美しい国を築行く国ということです。
その後に、『修身要領』と言う本が、1901年(明治34年)7月25日に福澤諭吉と他の人々により発行された。 [「獨立自尊」(どくりつじそん)を基本にする、29ヵ条の教訓から構成される教本です。
独立自尊の定義
心身の獨立を全うし自から其身を尊重して人たるの品位を辱めざるもの之を獨立自尊の人と云ふ
個人の独立自尊
家族の独立自尊
国民の独立自尊
国家の独立自尊
ここでおサカナが目を引くのが下記の条文です。
第十四条
社會共存の道は人々自から權利を護り幸福を求むると同時に他人の權利幸福を尊重して苟も之を犯すことなく以て自他の獨立自尊を傷けざるに在り
第二十四条
日本國民は男女を問はず國の獨立自尊を維持するが爲めには生命財産を賭して敵國と戰ふの義務あるを忘る可らず
第二十六条
地球上立國の數少なからずして各その宗教言語習俗を殊にすと雖も其國人は等しく是れ同類の人間なれば之と交るには苟も輕重厚薄の別ある可らず獨り自ら尊大にして他國人を蔑視するは獨立自尊の旨に反するものなり
ここには、日本人の美徳が現れていますね。
さて、ここからが話の本題です。ベトナム戦争で荒廃したアメリカで、時の大統領がお国の為にと作った本のお手本が、なんとこれらの本でした。実際に、『教育勅語』はロンドン大学において講演会が1907年(明治40年)2月14日に開かれて(当然、素晴らしい内容でしたから)いましす。でアメリカの大統領とはロナルド.レーガン(第40代)氏、1981年に就任すると荒廃しきっていた教育環境を立て直すべく、道徳教育の復興に乗り出しました。そこで
出版されたのが「The Book of Virtues」(道徳読本)。参照:世界で尊重される教育勅語と修身 - 千載くもらぬ歴史は古し
この本が3000万部を超える出版となり、第二の聖書となったのです。
幼い時のお話しは、何時までも心に残るもんです。これを読み聞かされた子供たちは今、30歳から35歳になっている事でしょう。彼らはこれから、社会の一員として活躍しだし初めますね。教育勅語・修身には、正義・悪(悪者=敵)などは、一節も書かれていません。そこ流れているのは、「皆で仲良くやろう!」です。
100年も前にヨーロッパで称賛され、戦後に道徳本と採用された!日本は、謙虚に著作件など、主張しませんね。
おサカナは世界に広まることを願っています
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